リンダリンダ（2013年生、母クリムゾンルージュ）

リンダリンダ（2013年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時21歳）と交配したクリムゾンルージュが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方18戦5勝2着8回。2017年のエンプレス杯(牝Jpn2)で2着に入った他、2017年のTCK女王盃(牝Jpn3)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

4月23日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウッディタイガーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマノカミに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月11日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイニーダンサーに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月26日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るネスターを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月20日、中4週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（4戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユアザスターに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月12日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1600m 内回り晴/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ラッキーバトルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（6戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したモダンウーマンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2016年）

2月3日、中4週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月23日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったモダンウーマンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月21日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスアデラに2馬身の差をつけて制した。

6月8日、中6週で迎えた13戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（8戦4勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、JBC川崎カウントダウン30（川崎ダート2000m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったミスミランダーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中4週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月30日、中2週で迎えた17戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンセラヴィにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2017年）

1月25日、中3週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ワンミリオンスに3/4馬身交わされて2着となった。

3月1日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったワンミリオンスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月12日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。