ジオルティ（2018年生、母プレシャスベガ）

Giorti

2018.03.15

ジオルティ（2018年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「祭日(ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時8歳）と交配したプレシャスベガが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は明治牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月19日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のショベルヘッドを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

3歳（2021年）

6月6日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月5日、中7週で迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したウエスタンカッターに半馬身届かず2着に敗北した。

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレジーナクィーンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月14日、中3週で迎えた9戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトゥルーグリットに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月28日、中1週で迎えた10戦目は、アザレア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったヴィエノワズリーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモーニングフジを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月14日、中3週で迎えた12戦目は、ウグイスカグラ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブランシェットに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月15日、中4週で迎えた13戦目は、花霞特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた14戦目は、屋形船賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンカホンを圧倒的な末脚で半馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

5月31日、中2週で迎えた15戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、清流特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、キチロクレディスに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた17戦目は、霧ヶ峰特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、千日紅特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦4勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビービーブレイデンに2馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

8月11日、中1週で迎えた19戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、カサブランカ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたビルボードクィーン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、晩夏特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

デビュー前

加藤幸保厩舎（笠松）へ入厩。

10月6日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、養老特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。6頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

11月2日、中9週で迎えた21戦目は、美濃菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた22戦目は、名木紅葉特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦5勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着を確保した。

11月29日、中1週で迎えた23戦目は、渡り鳥特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（10戦5勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

デビュー前

佐々木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2月3日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、節分草賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。