ジーティースマイル（1998年生、母チェリーパワー）

ジーティースマイル（1998年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカリスタグローリ（当時10歳）と交配したチェリーパワーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地15戦4勝。主な勝ち鞍は2002年のジャニュアリーステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

8月5日、デビュー戦は沢昭典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキングフィデリアに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナミに1馬身1/4の差をつけて制した。

11月19日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

3歳（2001年）

10月27日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーピーサルートを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

12月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

4歳（2002年）

1月12日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフリーウエイハートを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。

5月12日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5歳（2003年）

7月12日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、北陸ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月24日、中3週で迎えた13戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた14戦目は、BSN賞（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。