ペスカトリーチェ（2000年生、母ムーンライトラン）

ペスカトリーチェ（2000年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「漁師（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したムーンライトランが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年のゼンノエルシド賞(一般B3-3)。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月26日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は406kg。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月13日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったステキナブロンコにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月5日、中8週で迎えた9戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

12月15日、中0週で迎えた10戦目は、一般C1七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた11戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月21日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、タヤスツヨシ賞（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、アドマイヤボス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、ゼンノエルシド賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタプリマに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、長次郎特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた17戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、カペラ特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた19戦目は、メイショウドトウ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

9月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップディアブロ賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた22戦目は、ベガ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったリアルユウシから半馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた23戦目は、三石町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、三石デルフィニウム特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月6日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた25戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、モスコミュール特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のホシノギャンブラーに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月30日、中2週で迎えた26戦目は、男体山特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンデーロバリーに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2005年）

1月7日、連闘で迎えた27戦目は、迎春特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた28戦目は、ぎょしゃ座特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で早川順一騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた29戦目は、しもつかれ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で早川順一騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカリスマジョージに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月20日、中1週で迎えた30戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のレーヌ・ド・マロニエ賞（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた31戦目は、ベラミスキー特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は早川順一騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた32戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、ホワイトマズル賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた33戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、えぞ松特別（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた34戦目は、ブラックタキシード賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた35戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサキノテンリュウからクビ差の2着となった。