ワールドウイング（2007年生、母ミナミノパンジー）

ワールドウイング（2007年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界へ羽ばたく翼」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時15歳）と交配したミナミノパンジーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は中田浩美。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦14勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の来希君入学記念(一般C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田浩美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、中田浩美から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、賀張共同育成センターによって420万円で落札された。2歳のとき、槇本牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた2戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマンゴー賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月14日、中7週で迎えた3戦目は、3歳戦の六甲山特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月5日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウクオーレに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウクオーレから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月3日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のケリーズラブに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月22日、中2週で迎えた7戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラクルバレーから4馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、三菱電機株式会社創立記念日杯（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡崎準騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマウンテンウインに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月19日、中1週で迎えた9戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡崎準騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルバレーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月6日、中1週で迎えた10戦目は、「午後のカフェとく戦」（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡崎準騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルバレーに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月11日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡崎準騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケリーズラブに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

9月25日、中6週で迎えた14戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（8戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のラピッドリーサンに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（9戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のクールココに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携宇治島シリーズ四戦（福山ダート1130m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のノースウイングに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1二（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケリーズラブに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月20日、中1週で迎えた18戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、ファンタジスタカップ第1戦（福山ダート1250m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルジョイフルに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2012年）

1月12日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

3月13日、中8週で迎えた21戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のロジホープに5馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

4月5日、中2週で迎えた22戦目は、来希君入学記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヨユウノヨッチャンに3馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

4月30日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6歳（2013年）

1月10日、約8か月半の休み明けで迎えた24戦目は、井坂祐輔婚活応援記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシゲルフクシュニンに1馬身半の差をつけて制した。

3月19日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したガーベラに3/4馬身届かず2着に敗北した。