ケンブリッジビット（2015年生、母ケンブリッジスワン）

ケンブリッジビット（2015年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋情報量の単位」。毛色は栗毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時9歳）と交配したケンブリッジスワンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は有限会社ケンブリッジバレー。主な勝ち鞍は2017年のユーカリデビュー。

経歴

デビュー前

新井清重厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2017年）

10月27日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は449kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のリンダーホーフに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2018年）

4月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月13日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のこだま賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月3日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、10月13日開催ふれあい広場賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、紫電賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサンジュウシを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

12月13日、中4週で迎えた7戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

12月21日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、吹雪賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2019年）

7月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた9戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

7月27日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

8月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上敏樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月27日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず17着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた15戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般B1六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、令和元年台風第19号被災者支援（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた17戦目は、兼六園ライトアップ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5歳（2020年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、大阪転勤杯池田記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、なかのと桜まつり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るオーバークロックを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のレンゲ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、ネットで買うなら楽天競馬で賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

9月8日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、ネットで買うなら楽天競馬賞特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のハクサンモジャに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

9月22日、中1週で迎えた26戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B1六（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた27戦目は、千枚田あぜのきらめき特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。