ビッグシューター（1993年生、母イラストリート）

ビッグシューター（1993年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時5歳）と交配したイラストリートが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨタケ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年のゴールデンジョッキー(B3以下)。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

1月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

6月8日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

10月2日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のマルチメイト特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックキャプテンから4馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のマルチパルス特別（浦和ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた9戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（1997年）

4月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターキタノホシに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオーゴンカイオーをハナ差制して2勝目をつかんだ。

9月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、一般B3-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた14戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般B3-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のイナズマランナーに半馬身の差をつけて制した。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタラシアンから1馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた17戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキー（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアラナスタマオーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月27日、中2週で迎えた18戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1998年）

1月6日、中0週で迎えた19戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月13日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月20日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた26戦目は、山本益男騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた27戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本益男騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本益男騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた29戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本益男騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。