ナリタラシアン（1993年生、母ヴィッツァ）

ナリタラシアン（1993年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時13歳）と交配したヴィッツァが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方31戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は1997年のアルデバラン特別(B3-1)。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月4日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた3戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3歳（1996年）

1月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月16日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1997年）

3月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

3月26日、中0週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月27日、中4週で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月3日、連闘で迎えた15戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、信濃川特別（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカズノメルヘンからクビ差の2着となった。

5月14日、中1週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた17戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハヤノメロディーから1馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のビュイソンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた20戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のタケランナーをクビ差制して勝利を手中に収めた。

11月11日、中1週で迎えた21戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のオトメノカオリをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

11月24日、中1週で迎えた22戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山中利夫騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグシューターに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（1998年）

3月30日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、米山哲郎騎手を鞍上に迎えて、さくら草特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったソウシンワンダーから1馬身差の2着となった。

4月10日、中1週で迎えた24戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米山哲郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨドノショウリから半馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中3週で迎えた25戦目は、一般A8（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米山哲郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般A7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米山哲郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったガキダイショウから2馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中3週で迎えた27戦目は、一般A8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米山哲郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャニオンスターから1馬身差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた28戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、四国・東海フレンドリーカップ（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサズキオーから3/4馬身差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた29戦目は、一般A6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米山哲郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米山哲郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた31戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米山哲郎騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングターキンから半馬身差の2着となった。

10月9日、中3週で迎えた32戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米山哲郎騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月14日、中8週で迎えた33戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

6歳（1999年）

1月10日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の金沢・笠松ジョッキークラブ（P）（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた35戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の笠松ジョッキーチャレンジ（P）（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた36戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた39戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた40戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月7日、中2週で迎えた42戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は和田高明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は横山誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。