パルパルムツミ（2012年生、母キャサリンクリスタ）

パルパルムツミ（2012年1月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名愛称＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したキャサリンクリスタが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

2月1日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

4月11日、中9週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

5月30日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

7月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月13日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦の宮古夏まつり賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた6戦目は、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ヤマニンルバンシュにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ムゲットに交わされて6馬身差の2着となった。

9月12日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンノクターンに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月20日、連闘で迎えた9戦目は、南部杯カウントダウン22（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったケイジースワローに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のデスティーノトップを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2三（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、モーちゃん牛乳杯（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカニングウーマンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月28日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4歳（2016年）

1月2日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（8戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月21日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月11日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（10戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた27戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のナロウゲートに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

7月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフランクジョイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月18日、連闘で迎えた32戦目は、盛岡開運橋遊歩道賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。