アマクミナイデヨ（2019年生、母バカニシナイデヨ）

アマクミナイデヨ（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「甘く見ないでよ。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリチャード（当時9歳）と交配したバカニシナイデヨが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。戦績は、地方4戦2勝。2022年のひだかオープンで2着に入った他、2021年のフルールカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

6月2日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバイクミューズに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスティールノーヴァに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月11日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月14日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の晩秋フューチャー戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスギノバベルに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

デビュー前

今津博之厩舎（愛知）へ入厩。

12月30日、デビュー戦は大畑雅章騎手を鞍上に据えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番ゲートからスタート。競走除外となった。

3歳（2022年）

1月18日、中6週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた8戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4月13日、中5週で迎えた10戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのひだかオープン（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったマナホクにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月1日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダルダヌスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中7週で迎えた12戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ミライトーキョーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2023年）

1月7日、中1週で迎えた13戦目は、沖縄まーさん杯（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

1月23日、中1週で迎えた14戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したスパニエルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中3週で迎えた15戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、三寒四温賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月31日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、オオデマリ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のワイルドラヴに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月27日、中3週で迎えた17戦目は、秘境の島「天売・焼尻」特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた18戦目は、サルスベリ特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた19戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、レコードな町新冠特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた20戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、23-24HARDWORK特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。