アオイゲッコウ（1996年生、母ワイドゲッコウ）

アオイゲッコウ（1996年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時9歳）と交配したワイドゲッコウが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の一般C1九十。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広富牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、本田廣一によって472.5万円で落札された。

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

10月31日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月12日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4歳（2000年）

4月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた4戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般C6ハ（上山ダート1250m 雨/重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクフューチャーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月3日、中0週で迎えた5戦目は、山寺特別（上山ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったクールフレンドから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、一般C6イ（上山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマキハタシャダイに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、一般C5ニ（上山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードコスモスに8馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、一般C5（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で馬渕繁治騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードキャノンに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

11月5日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、一般C4ハ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で馬渕繁治騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキヴィンテージをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で馬渕繁治騎手（6戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアクセルターボから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、佐宗応和騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキクノアミューズに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2001年）

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムジーバスターに3馬身の差をつけて制した。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐宗応和騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアクターイモンに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐宗応和騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2十（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐宗応和騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゼンノポポラーレに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐宗応和騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマコバフレンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5月6日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐宗応和騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノーザンスカイを3/4馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

6月6日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1三（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で佐宗応和騎手（8戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた20戦目は、わし座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐宗応和騎手（9戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。