ケープポイント（1983年生、母コーネリアン）

ケープポイント（1983年4月11日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマイスワロー（当時15歳）と交配したコーネリアンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は（有）ハイランド牧場。戦績は、中央平地46戦10勝2着6回。1988年の中山記念(G2)で3着に入った他、1990年の京王杯スプリングカップ(G2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

8月4日、6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のモンテサンオーに2馬身半の差をつけて勝利を手にした。

9月22日、9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月26日、11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラチャンスから半馬身差の2着となった。

12月15日、15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（1986年）

1月6日、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柏崎正次騎手。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

1月25日、4歳400万下の寒梅賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ヤングノーブルに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月9日、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

8月9日、4歳以上400万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏崎正次騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のダイナサプライズに7馬身の差をつけて勝利を決めた。

8月23日、4歳以上400万下の八甲田山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏崎正次騎手。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、サクラトキオーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（1987年）

3月8日、5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏崎正次騎手。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったニットウタチバナから半馬身差の2位に入線したが、その後失格となった。

3月22日、5歳以上900万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツヤマイナリを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月11日、5歳以上1400万下の船橋ステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったシンボリカールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月29日、5歳以上1400万下の丹沢特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ダイナフランカーに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月9日、5歳以上1400万下の薫風特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

5月31日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のアイアンシローをアタマ差振り切って勝利を掴み取った。

8月9日、巴賞（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は小島太騎手。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月23日、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柏崎正次騎手。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月13日、UHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のグレートアミーに3馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

10月31日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の府中ステークス（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のカシマウイングをクビ差振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

11月15日、富士ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏崎正次騎手。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月11日、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏崎正次騎手。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5歳（1988年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏崎正次騎手。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

1月17日、中山競馬場開設60周年記念（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柏崎正次騎手。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

2月7日、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柏崎正次騎手。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月13日、G2の中山記念（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柏崎正次騎手。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

3月27日、マーチステークス（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で柏崎正次騎手。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

12月24日、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で柏崎正次騎手。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

6歳（1989年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柏崎正次騎手。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

1月20日、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で柏崎正次騎手。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

2月11日、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で柏崎正次騎手。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

2月25日、アメジストステークス（中山芝1600m 外回り小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で柏崎正次騎手。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のツジノショウグンに4馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

3月12日、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で柏崎正次騎手。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月26日、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で柏崎正次騎手。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のリンドホシをアタマ差振り切って勝利を掴んだ。

4月23日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で柏崎正次騎手。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月14日、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で柏崎正次騎手。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

6月3日、パラダイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で柏崎正次騎手。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月2日、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

12月23日、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柏崎正次騎手。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、カッティングエッジに交わされて2馬身半差の2着となった。

7歳（1990年）

1月7日、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のアドバンスモアに2馬身半の差をつけてトップでゴールに入った。

1月28日、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

2月18日、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏崎正次騎手。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月11日、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏崎正次騎手。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

3月24日、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏崎正次騎手。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のカリブソングに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにした。

4月22日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で柏崎正次騎手。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

5月13日、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柏崎正次騎手。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。