トミシノポルンガ（1989年生、母アメリカンスーパー）

トミシノポルンガ（1989年3月31日）は、日本の競走馬、種牡馬。1994年にNARグランプリサラブレッド系4歳以上最優秀馬を受賞した。毛色は栗毛。種牡馬のサンオーイ（当時9歳）と交配したアメリカンスーパーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小松隆弘。戦績は、中央平地4戦1勝、地方28戦16勝2着4回。1994年の平安ステークス(G3)で3着に入った他、1994年のテレビ愛知オープン(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤健厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1991年）

7月25日、デビュー戦は天野貢騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったリュウチカラから1馬身半差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天野貢騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の秋風ジュニア（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で天野貢騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオグリホワイトから5馬身差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で天野貢騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のプリティレーベルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で天野貢騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のアソパンサーに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月11日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で天野貢騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月29日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、2歳戦のジュニアグランプリ（笠松ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で天野貢騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1992年）

1月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で天野貢騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のワカタイカンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月13日、中4週で迎えた9戦目は、C2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で天野貢騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のチェンジオブハートに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月5日、中6週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエールランナーに3/4馬身の差をつけて優勝

6月10日、中8週で迎えた11戦目は、3歳戦の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシンワコウジをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

9月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、三番叟特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。失格となった。

10月25日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターコマモリに2馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

11月22日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（4戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のスガノスキーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月30日、中4週で迎えた15戦目は、東海ゴールドカップ（笠松ダート2500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のベッスルエースに1馬身半の差をつけて優勝

4歳（1993年）

2月11日、中5週で迎えた16戦目は、オグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイプスワローから半馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中8週で迎えた17戦目は、井上孝彦騎手を鞍上に迎えて、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月12日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、オータムカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（7戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエヌクインに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

10月24日、中5週で迎えた19戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロングパレードに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

11月23日、中3週で迎えた20戦目は、全日本サラブレッドカップ（笠松ダート2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた21戦目は、東海ゴールドカップ（笠松ダート2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（10戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のウットマンに4馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

5歳（1994年）

1月15日、中1週で迎えた22戦目は、G3の平安ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（11戦8勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（12戦8勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた24戦目は、東海桜花賞（中京(地)芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（13戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒデノデュレンに2馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

6月25日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤勝己騎手（14戦9勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキングファラオに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で安藤勝己騎手（15戦10勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

11月23日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、全日本サラブレッドカップ（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤勝己騎手（16戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツセカイオーから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中4週で迎えた28戦目は、東海ゴールドカップ（笠松ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤勝己騎手（17戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1995年）

5月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、東海桜花賞（中京(地)芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で安藤勝己騎手（18戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタカサンダーに2馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

6月4日、中3週で迎えた30戦目は、G1の宝塚記念（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で安藤勝己騎手（19戦11勝）。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

9月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、オータムカップ（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で安藤勝己騎手（20戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のベッスルナイトに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、中3週で迎えた32戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のライデンスキーに3馬身の差をつけて勝利数を17に伸ばす