レイパパレ（2017年生、母シェルズレイ）

レイパパレ（2017年1月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「帽子の縁の周りに飾るレイ(ハワイ語)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したシェルズレイが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の大阪杯(G1)に勝利した他、2022年の大阪杯(G1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額6,000万円（15万×400口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月11日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のホワイトロッジに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のオーマイダーリンに1馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

7月26日、中6週で迎えた3戦目は、3歳以上2勝クラスの糸魚川特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカントルに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のサトノウィザードに2馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

12月5日、中6週で迎えた5戦目は、G3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のブラヴァスに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

4歳（2021年）

4月4日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、G1の大阪杯（阪神芝2000m 雨/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦5勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のモズベッロに4馬身の差をつけて春の中距離王の座を獲得した。

6月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川田将雅騎手（6戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、G2の産経賞オールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川田将雅騎手（7戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月14日、中6週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（阪神芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、6着に終わった。

12月12日、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、G1の香港カップ（香港・シャティン芝2000m）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2022年）

3月13日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（8戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジャックドールを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月3日、中2週で迎えた12戦目は、G1の大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（9戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたポタジェ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月15日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（10戦6勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月9日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

2022年12月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月11日、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、G1の香港カップ（香港・シャティン芝2000m）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。