モリノブレイク（2017年生、母ヤマイチジャスミン）

モリノブレイク（2017年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋切り開く、突き破る」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時10歳）と交配したヤマイチジャスミンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は笹川大晃牧場。2019年の南部駒賞(M1)に勝利した他、2019年のイノセントカップ（シャンハイボビ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月22日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は534kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のランペッジャーレに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、スマイルエルフにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月30日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のギエムボレロに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

8月14日、中1週で迎えた5戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコパノフィリップを半馬身振り切って優勝

9月5日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったミステリーベルンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（シャンハイボビ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヘイセイメジャーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月30日、中4週で迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（全日本優オープン（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスティールペガサスに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は桑村真明騎手（6戦2勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3歳（2020年）

2月23日、中9週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6月21日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

2020年6月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7月31日、中5週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、柿の木坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、ファルコンビークに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月19日、中2週で迎えた14戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、摺鉢山賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた16戦目は、TOKYO MEGA ILLUMI賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリコーシーウルフを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2021年）

6月8日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた18戦目は、風待月賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。