ミサトサウス（2007年生、母ミサトユニオン）

ミサトサウス（2007年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時11歳）と交配したミサトユニオンが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ファーミングヤナキタ。戦績は、中央平地3戦0勝、地方37戦7勝2着6回。2009年のすずらん賞(オープン)で3着に入った他、2009年のリリーカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

6月17日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のスタテンアイランドに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（札幌芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したプリモエナジーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月6日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月24日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのルールオブロー賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ショウリダバンザイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2010年）

5月13日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のスイートピー特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レギュラーサヤカに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず17着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の秋陽特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2011年）

4月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、小手毬特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月31日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、薄暑特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のスマートボーロに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

7月19日、中6週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったスマートベールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で迎えた15戦目は、HBA日高軽種馬農業協同組合賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた16戦目は、爽秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、錦秋特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のステップインタイムをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

11月23日、中4週で迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の円良田湖特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサユリを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月20日、中3週で迎えた19戦目は、師走特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったシャドウフィクサーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2012年）

7月16日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、夏祭特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったサチノシェーバーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月3日、中2週で迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の夏休み特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月13日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の爽秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラストリークを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

10月12日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のオパール特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るプルシャンブルーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

11月22日、中5週で迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6歳（2013年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、如月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた26戦目は、アクアマリン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた27戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（9戦4勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた29戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンオウジに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月11日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた31戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の神楽月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（10戦4勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7歳（2014年）

7月15日、約8か月の休養明けで迎えた33戦目は、ルビー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（11戦4勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた34戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の清秋特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた35戦目は、長月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（12戦4勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月18日、中9週で迎えた36戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた37戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の寒椿特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8歳（2015年）

1月13日、中2週で迎えた39戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた40戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。