ナイスフューチャー（1991年生、母エリモイメージ）

ナイスフューチャー（1991年3月10日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時17歳）と交配したエリモイメージが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回、地方33戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は1995年の尾頭橋特別(500万下)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

7月2日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のメジロビゼンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月24日、中6週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4歳（1995年）

11月5日、約13か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったドリブルラッシュに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオースミホープに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の尾頭橋特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモリトハチマンに6馬身の差をつけて順当に勝利した。

12月23日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

5歳（1996年）

1月15日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

8月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ミランダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルグレイスに3馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

8月29日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、アンタレス特別（旭川ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、シリウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、オリオン特別（旭川ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた19戦目は、帯広えぞまつ特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、更別特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月7日、中1週で迎えた21戦目は、摩周湖特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、秋田大助騎手を鞍上に迎えて、十勝岳特別（帯広ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリーマークから1馬身差の2着となった。

6歳（1997年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、地方重賞の瑞穂賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月12日、中5週で迎えた24戦目は、美しが丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋田大助騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた25戦目は、ムーンライト特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた26戦目は、南十字星特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月9日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のステディホープに5馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

11月23日、中1週で迎えた28戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったビークァイエットからクビ差の2着に甘んじた。

12月28日、中4週で迎えた29戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックタイに半馬身の差をつけて優勝

7歳（1998年）

1月11日、中1週で迎えた30戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックタイに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月8日、中3週で迎えた31戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイウンベストを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中3週で迎えた32戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた33戦目は、大天山賞（佐賀ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月24日、中8週で迎えた34戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月21日、中3週で迎えた35戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた36戦目は、天山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヨノダイハードに1馬身の差をつけて8勝目をマークした。

8月2日、中3週で迎えた37戦目は、天山賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた38戦目は、天山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた39戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた40戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のビークァイエットを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月3日、中3週で迎えた41戦目は、地方重賞のサラブレッドグランプリ（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手（12戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた42戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた43戦目は、地方重賞の佐賀場外オープン記念天山賞（佐賀ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた44戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

8歳（1999年）

1月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

2月7日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた46戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた47戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。