カザリムスビ（2007年生、母ニフティディード）

Kazari Musubi

2007.05.02

カザリムスビ（2007年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のトワイニング（当時16歳）と交配したニフティディードが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方12戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年のSPAT4賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

10歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、田中裕之によって453.6万円で落札された。

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2009年）

9月3日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のロッパツノダンガンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2010年）

4月13日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のスエヒロガリに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

5月5日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったローズデュルワに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中4週で迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のローズ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートターゲットを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月21日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたダイヤモンドビット決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月5日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のオキノキセキに1馬身の差をつけて優勝

4歳（2011年）

5月2日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定戦のカルガモ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフサイチクローバーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月24日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、シャイニースマイルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた9戦目は、ピーナッツ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、シャイニースマイルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、SPAT4賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では不屈の闘志で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のデジタルタイフーンを3/4馬身振り切って優勝

5歳（2012年）

1月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた11戦目は、花信風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、緩やかなペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた12戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、駿麗特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のコードゼットに1馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。