スワットフォンテン（1997年生、母シゲルチュウシオ）

スワットフォンテン（1997年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時22歳）と交配したシゲルチュウシオが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、地方21戦7勝2着2回。2000年の東京ダービー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山浦武厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

7月30日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は485kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

11月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったダイナミジャーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月28日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニゲサセテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

1月20日、中2週で迎えた4戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福寿草特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリスポンスサイマーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のスイセン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月3日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦の春蘭特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピーエムカイザーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月9日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のキンポウゲ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマツノセカイオーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったヒノデラスタにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

6月1日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦の万緑特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2002年）

5月4日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、牡丹特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月2日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた11戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のグランクラージュに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月8日、中4週で迎えた12戦目は、文月特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた13戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンザオリオンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（2003年）

3月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマンジュデンユウキに3/4馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

4月20日、中2週で迎えた15戦目は、榛名山特別（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた16戦目は、一般A B1（高崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた17戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月3日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた19戦目は、カペラ賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は張田京騎手（8戦3勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のトパーズ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた21戦目は、高橋翼騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。