タイキエスペランサ（1997年生、母エディション）

タイキエスペランサ（1997年4月14日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時5歳）と交配したエディションが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、中央障害1戦0勝、地方22戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の一般C3十イ。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額4,000万円（10万×400口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

10月14日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

4歳（2001年）

5月20日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。13着に敗れた。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、矢野猛騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイティマークから2馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた5戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノヤマタケに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクエンパイアに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクエンパイアに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月14日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヤマスズランから8馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノゴールドをクビ差制して制した。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のホクレアに2馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉村一樹騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアーバンロードに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月19日、中3週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3十イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヤクライザンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた13戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、一般C3十ア（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月5日、中4週で迎えた14戦目は、一般C3六イ（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3七（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C3五イ（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

8月28日、中5週で迎えた19戦目は、一般C3八ア（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月6日、中9週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた20戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、一般C3五ア（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

6歳（2003年）

1月20日、中6週で迎えた22戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、一般C3八ア（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3六ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた24戦目は、福岡登騎手を鞍上に迎えて、一般C3五ウ（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた25戦目は、一般C3七イ（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は本多正賢騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。