メイショウテイオー（1984年生、母ペトレア）

メイショウテイオー（1984年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイテエム（当時15歳）と交配したペトレアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着5回。1989年の小倉記念(ハンデG3)で3着に入った他、1989年の小倉日経賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

1月5日、デビュー戦は飯田明弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田明弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田明弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタルガインターに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月4日、中9週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田明弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田明弘騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイテンミドリを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月17日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田明弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下の露草賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田明弘騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田明弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したオプトウエーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下のなでしこ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田明弘騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた10戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のリープハーバーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月8日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の日南特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったナナヨーテイターにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

9月19日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルブツブロンドを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1400万下の高雄特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

4歳（1988年）

1月23日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の北山特別（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（9戦2勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた20戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の斑鳩特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヨシノサキガケをクビ差振り切って4勝目を手にした。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5歳（1989年）

5月27日、約15か月の休養明けで迎えた22戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の垂水ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上1400万下のテレビ愛知賞（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永昌博騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジュライステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（11戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた25戦目は、小倉日経賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（12戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったイーグルシャトーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、G3の北九州記念（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月17日、中2週で迎えた28戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた29戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6歳（1990年）

5月6日、約6か月半の休み明けで迎えた31戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に敗れた。

6月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、水無月ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた33戦目は、テレビ愛知賞（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（14戦2勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（15戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサンアカネに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた35戦目は、小倉日経賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。