サンアカネ（1985年生、母アカネオンリー）

サンアカネ（1985年6月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカツラノハイセイコ（当時9歳）と交配したアカネオンリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者はミウラファーム。戦績は、中央平地19戦3勝、地方23戦5勝2着7回。1990年の北九州記念(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村健二厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1988年）

1月10日、デビュー戦は村上頼章騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は437kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトートサタンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上頼章騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサヒオウシヨウから半馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は村上頼章騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったテツノハヤテから2馬身差の2着に敗北した。

8月25日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、佐宗応和騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタニノアグレツサーから1馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中0週で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノミルリーフからアタマ差の2着に甘んじた。

10月14日、中3週で迎えた10戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったチャンピオンロードから半馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中6週で迎えた11戦目は、石川綱夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシクラメン特別（大井ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のサザンカ特別（大井ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川綱夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は佐宗応和騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1989年）

1月14日、中2週で迎えた14戦目は、新都心特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた15戦目は、樹氷特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカツプレーをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

3月5日、中3週で迎えた16戦目は、早春特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のワードンメリーに3/4馬身の差をつけて制した。

4月11日、中4週で迎えた17戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、江東区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた18戦目は、西川栄二騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

7月4日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、福田三郎騎手を鞍上に迎えて、月見草特別（宇都宮ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のギルガドールに1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

7月19日、中1週で迎えた20戦目は、長島茂夫騎手を鞍上に迎えて、鳳仙花特別（宇都宮ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミルフオースに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月7日、中6週で迎えた21戦目は、デイリースポ杯特別（宇都宮ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナスノノボルから1馬身半差の2着に敗れた。

10月29日、中6週で迎えた22戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤクモサクセスを次元の違う末脚で半馬身差し切って優勝

11月11日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた24戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の山科特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5歳（1990年）

4月29日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンワードマスターを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

6月9日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた28戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウテイオーに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月5日、中4週で迎えた29戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

10月13日、中6週で迎えた31戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月2日、中6週で迎えた32戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、’90ゴールデンホィップトロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6歳（1991年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、関ケ原ステークス（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

3月9日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた34戦目は、中京スポーツ杯（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（京都芝2400m 外回り雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（11戦2勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた37戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（12戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり5着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の古都ステークス（京都芝2000m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で清山宏明騎手（13戦2勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた39戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、’91ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた40戦目は、オリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（14戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7歳（1992年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた41戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた42戦目は、開設64周年記念（荒尾ダート2150m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルヒカリから半馬身差の2着となった。