ミヤギレデイー（1984年生、母ノーブルエフオート）

ミヤギレデイー（1984年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のホクトボーイ（当時11歳）と交配したノーブルエフオートが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山清貴。戦績は、中央平地30戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は1989年の初春賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月6日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハマナスジョイを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳400万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に終わった。

3歳（1987年）

3月14日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳400万下の4歳抽せん馬特別（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた6戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山芝1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下の4歳中距離特別（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は津留千彰騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳400万下のさくらんぼ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したスキーストームを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイナシャインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1988年）

4月3日、約9か月の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したダイナチャイナを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4月29日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の鶴ケ城特別（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた17戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の青葉城特別（福島芝1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の雲雀ケ原特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は津留千彰騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上400万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は伊藤暢康騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上400万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハーバーライトに3/4馬身届かず2着となった。

11月12日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の伊達特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクイーンマツサリアに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月10日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったローランシンガーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（1989年）

1月16日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルクラウンを3/4馬身差し切って4勝目を掴み取った。

2月25日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の筑波山特別（中山芝2500m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

6歳（1990年）

4月7日、約13か月半の休み明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカシマスワローを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月13日、中1週で迎えた27戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は津留千彰騎手（11戦2勝）。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた29戦目は、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。