ヴァイスブリッツ（2015年生、母タニノジャドール）
Weiss Blitz
2015.06.03
ヴァイスブリッツ（2015年6月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「白い稲妻(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したタニノジャドールが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。戦績は、中央平地10戦1勝、地方28戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。
経歴
デビュー前
1歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,280万円（3.2万×400口）で一口馬主が募集された。
昆貢厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2018年）
2月25日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。
4歳（2019年）
3月13日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したデルマミモザを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
4月10日、中3週で迎えた3戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウオウシックスに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。
5月2日、中2週で迎えた4戦目は、大桑川特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインサジェスに約13馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。
5月17日、中1週で迎えた5戦目は、羽豆岬特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドチェイサーに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
8月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。
9月21日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のキタサンバルカンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。
12月22日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。
6歳（2021年）
1月31日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。
2月21日、中2週で迎えた10戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。
8月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの宮崎特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。
11月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。
7歳（2022年）
1月16日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの宇佐特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。
2月27日、中5週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。
3月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマジックに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。
4月17日、中3週で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。
5月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 16（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったダイチヴィットに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。
5月15日、中1週で迎えた18戦目は、皆当たるヤスアジ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアーヴィンドに4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。
5月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフジグランツに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
6月18日、中2週で迎えた20戦目は、郡道美玲HBD特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したダイチヴィットにアタマ差届かず2着に甘んじた。
6月26日、連闘で迎えた21戦目は、喜元竜夫退職記念特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトレイトセオリーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。
7月10日、中1週で迎えた22戦目は、スイレン特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。
7月24日、中1週で迎えた23戦目は、ヒギリ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
10月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、侑未ビスコもちゃ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。
11月12日、中1週で迎えた25戦目は、筒井さん感謝応援特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。
11月26日、中1週で迎えた26戦目は、調教師免許取得特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で上田将司騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。
12月10日、中1週で迎えた27戦目は、チェンサバ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で上田将司騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。
12月28日、中2週で迎えた28戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。
8歳（2023年）
1月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（11戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。
1月29日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2 C3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（12戦3勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。
2月12日、中1週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（13戦3勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。
3月12日、中3週で迎えた32戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
3月26日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。
4月22日、中3週で迎えた34戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（14戦3勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。
5月20日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。
6月10日、中2週で迎えた36戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（16戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。
12月9日、約6か月の休み明けで迎えた37戦目は、小山田夫婦旅行特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（17戦3勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。