キタサンナポレオン（2002年生、母キタサンアカデミー）

キタサンナポレオン（2002年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋フランスの皇帝の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時12歳）と交配したキタサンアカデミーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地25戦0勝2着3回、地方11戦3勝。主な勝ち鞍は2006年の一般C2。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月20日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月1日、中5週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ナムラオルフェにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

6月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

9月24日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったジャガーノートに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（2006年）

1月2日、中7週で迎えた8戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のポースに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月22日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のムーサイレンスに2馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

3月21日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた10戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイウンヘイローに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月13日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したヒカルマチェンドラにハナ差届かず2着に惜敗した。

6月11日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた14戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2007年）

9月22日、約10か月の休養明けで迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

6歳（2008年）

5月17日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

6月29日、中5週で迎えた20戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月2日、中4週で迎えた21戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた23戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ファビィビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた24戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月21日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8歳（2010年）

7月10日、約19か月の休養明けで迎えた28戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

9月25日、中5週で迎えた30戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、サファイア特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた31戦目は、オクトーバー特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた32戦目は、オパール特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた33戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた34戦目は、長崎街道北方宿賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた35戦目は、カウントダウン2010（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた36戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。