カンチャン（1998年生、母ナイスショット）

Kanchan

1998.05.06

カンチャン（1998年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時8歳）と交配したナイスショットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方11戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野口牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、菅藤宗一によって420万円で落札された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

8月12日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

8月19日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月16日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月30日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月9日、中5週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた5戦目は、青山裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノジュリアをクビ差制して初勝利を挙げた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青山裕一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロゲイルに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上C4（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で青山裕一騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシノススムに2馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

4歳（2002年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青山裕一騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシュンエイゼネラルから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青山裕一騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月6日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青山裕一騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフジノミステリーを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。

5月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C4（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で青山裕一騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたバンブージャック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で青山裕一騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコンゴーチトセオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で青山裕一騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトーエイミシルを半馬身振り切って6勝目を手中に収めた。

7月18日、中1週で迎えた14戦目は、スポニックパーク一宮特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で青山裕一騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレディスナンプーを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で青山裕一騎手（10戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデュアルライフを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。