タニオブザテン（2001年生、母ヤマフジビゼン）

Tani of the Ten

2001.04.23

タニオブザテン（2001年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時11歳）と交配したヤマフジビゼンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着3回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、明成牧場から「八戸11月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月19日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた3戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったマイトレジャーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で南田雅昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったタイキイーグルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で南田雅昭騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 雪/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

1月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったエイシンハルピンにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

3月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセイウンタイヨウをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入った。

5月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

9月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

10月24日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（10戦1勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4歳（2005年）

1月23日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（11戦1勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

2月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（13戦1勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり最後はタケデンノネガイと並んで13着同着となった。

4月16日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（14戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月2日、中6週で迎えた25戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、麻綿原特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、長瀞特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の潮騒特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2006年）

2月17日、約7か月の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦の駿麗特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた31戦目は、一般B3二（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。