グランロワイヤル（2002年生、母ガゼルロワイヤル）

グランロワイヤル（2002年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「偉大なる王室（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したガゼルロワイヤルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額8,800万円（220万×40口）で一口馬主が募集された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月14日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグッドネイバーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

12月25日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したトウカイブラボーにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4歳（2006年）

5月21日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングオブウィナーを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って久々の実戦を制した。

6月25日、中4週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の聖護院特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の洛西特別（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスーパーキャノンを上がり3位タイの末脚で3/4馬身差し切って順当に勝利した。

12月23日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5歳（2007年）

4月1日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

7月15日、中8週で迎えた15戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月1日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。