チカテツ（1998年生、母ロングポルカ）

チカテツ（1998年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時6歳）と交配したロングポルカが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高岸牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦7勝2着8回。2001年のMRO金賞(地方重賞)に勝利した他、2001年の日本海ダービー(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高岸牧場から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高岸牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、石川県馬主会によって315万円で落札された。

今井光三厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2000年）

11月20日、デビュー戦は山下誠騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒコーキに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下誠騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた3戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴルデンジュニアに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

3歳（2001年）

1月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は山下誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

1月31日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた5戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた6戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のキタイセクリークに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月24日、中3週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、3歳A（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナゾを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラマリンに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるミズホイナリを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月19日、連闘で迎えた11戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた13戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイエスマンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の日本海ダービー（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブラウンライアンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた18戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2002年）

4月14日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のユーワバーニングを3/4馬身振り切って優勝

5月11日、中1週で迎えた21戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモーターボートを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた23戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコーザンブレーンを半馬身振り切って6勝目を手にした。

6月23日、中1週で迎えた24戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた25戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、オールジャパンリーディングジョッキー（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーミアジルを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、リアトリス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグリーンハーベストを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた27戦目は、鏡花特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた29戦目は、北陸三県畜産会長賞（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた30戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスターアオモリに5馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

10月14日、中1週で迎えた31戦目は、もとせ屋杯特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた32戦目は、白菊特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

11月19日、中0週で迎えた33戦目は、七五三特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたデディケーション決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた34戦目は、師走特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。