スティールルージュ（2019年生、母ディアユリアザミ）

スティールルージュ（2019年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したディアユリアザミが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。2023年のしらさぎ賞(牝地方重賞)に勝利した他、2023年のしらさぎ賞(牝S3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ディアレストクラブから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、菅野守雄によって484万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

4月28日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、カクテルライトに交わされて5馬身差の2着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイナソーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンザンシチーに約16馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中7週で迎えた4戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのGIVEACHEER!特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のアンティキティラに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月11日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシンヌプリをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

9月2日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月14日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた8戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のプラチナプライドをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

12月31日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

3歳（2022年）

2月23日、中7週で迎えた10戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョーストーリーを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

3月17日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月3日、中6週で迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスタースタイルに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月28日、中7週で迎えた13戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は張田昂騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

8月17日、中6週で迎えた14戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月13日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4歳（2023年）

1月12日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦の新春賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた18戦目は、駿麗賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

3月23日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定戦の’23ティアラカップ（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパワースレイヴに2馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

5月25日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月6日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた23戦目は、教養センターで騎手を目指せ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカツゲキダイオウを3/4馬身振り切って8勝目を奪取した。

8月31日、中5週で迎えた24戦目は、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（8戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた25戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月25日、中5週で迎えた26戦目は、ドレフォン・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

5歳（2024年）

7月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、折茂社長特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、デステージョに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（11戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ドウドウキリシマに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中3週で迎えた29戦目は、マインドユアビスケッツ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（12戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた30戦目は、月形樺戸博物館特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、ディアレストクラブから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、菅野守雄によって484万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

10月22日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。