テイエムエポック（2020年生、母チャイニーズフレア）

テイエムエポック（2020年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+新しく画期的な時代、時期」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時7歳）と交配したチャイニーズフレアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は片山牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2 29。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月12日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

6月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

8月13日、中6週で迎えた4戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた5戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジカルウェーヴに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中山蓮王騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムネイアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月12日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったゴーマイオーシャンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、佐賀の誇り佐賀海苔杯（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウインラフィネをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、C2-4組（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンピューターを驚異的な末脚で半馬身差し切って優勝

4歳（2024年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、一般C1 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のコットンスノーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月10日、中3週で迎えた12戦目は、春寒賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアンディナイアブルに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月18日、連闘で迎えた13戦目は、一般C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、コスモアバンサにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、雛月賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアクラシアを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4月13日、中5週で迎えた15戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた16戦目は、長崎街道黒崎宿特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。