ナタリー（2012年生、母スプリングマンボ）

ナタリー（2012年2月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時10歳）と交配したスプリングマンボが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦7勝2着10回。主な勝ち鞍は2016年のひまわり特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

4月26日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く17着に敗れた。

6月28日、中8週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月16日、中8週で迎えた4戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ステージダイブにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた6戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、リチャードにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2016年）

1月19日、中3週で迎えた8戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイマナロに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月3日、中1週で迎えた9戦目は、ハボタン特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワイマナロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山田祥雄騎手（7戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったセルリアンレークに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で山田祥雄騎手（8戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテイエムレジェンドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田祥雄騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた14戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山田祥雄騎手（10戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったスーサンヘイローに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で山田祥雄騎手（11戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーアンゼラに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月25日、連闘で迎えた16戦目は、ハナニラ特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で山田祥雄騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のベッラフィグラに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月10日、中1週で迎えた17戦目は、あやめ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山田祥雄騎手（13戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山田祥雄騎手（14戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキートゥザスカイに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月30日、連闘で迎えた19戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で山田祥雄騎手（15戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のリュウワンラララに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月22日、中2週で迎えた20戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で山田祥雄騎手（16戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトゥインクルカラーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月2日、中1週で迎えた21戦目は、盛夏特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で山田祥雄騎手（17戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中7週で迎えた22戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で山田祥雄騎手（18戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセブンサムライに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた23戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で山田祥雄騎手（19戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったジョウノボルトに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で山田祥雄騎手（20戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネコハッピーを異次元の末脚で3/4馬身差し切って断トツ人気に応えた。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、うさぎ座特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で山田祥雄騎手（21戦7勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた26戦目は、加藤直輝&里見、結婚祝い争奪戦（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で山田祥雄騎手（22戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったナムラピピに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月23日、連闘で迎えた27戦目は、ポイント、ツイてる!楽天競馬賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で山田祥雄騎手（23戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったサンダルエチケットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた28戦目は、たまつげ賞（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は25戦連続で山田祥雄騎手（24戦7勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。