ピジヨンブレスト（1998年生、母ナイルピジヨン）

ピジヨンブレスト（1998年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時8歳）と交配したナイルピジヨンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は三村卓也。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2002年の一般B10。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三村卓也から「北海道10月市場サラブレッド2歳」と「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、斉藤勝から「北海道5月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、伊藤正男によって336万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月27日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は392kg。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月29日、中8週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエクスリーダーから4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2002年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストセラーから2馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中2週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のノボリスイセイに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、れんげ草特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた13戦目は、ねこやなぎ特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクフォワードから半馬身差の2着となった。

4月12日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゼンダイキに6馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のベルモントブレイブに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月11日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月1日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた17戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた19戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフロントトウシュンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月24日、中2週で迎えた21戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィンピコから半馬身差の2着に敗北した。

10月30日、連闘で迎えた22戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノプロサッカーからクビ差の2着に惜敗した。

12月31日、中8週で迎えた23戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2003年）

1月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、一般B14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B14（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた27戦目は、一般B14（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般B14（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（10戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカリュウホウから8馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で迎えた29戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

10月14日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3 11（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。