キャプテンキング（2014年生、母ストロベリーパフェ）

キャプテンキング（2014年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王の中のキャプテン」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時17歳）と交配したストロベリーパフェが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。2017年の羽田盃(S1)に勝利した他、2018年のゴールドカップ(S2)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月7日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず18着に終わった。

10月9日、中8週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったバスカヴィルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロージズバードをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2017年）

1月5日、中5週で迎えた6戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったリゾネーターに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

2月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は野中悠太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線に入ると、前で粘るハットラブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（5戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒガシウィルウィンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったヒガシウィルウィンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中4週で迎えた11戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2018年）

2月7日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月7日、中3週で迎えた13戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月31日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた16戦目は、S2のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のバンドオンザランに3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2019年）

3月6日、中9週で迎えた17戦目は、地方重賞のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキャンドルグラスに2馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

4月9日、中4週で迎えた18戦目は、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタービランスをクビ差振り切って6勝目を挙げた。

5月15日、中4週で迎えた19戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトロヴァオを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

6歳（2020年）

5月13日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、Jpn2のさきたま杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7歳（2021年）

3月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた24戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のベストマッチョに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

4月13日、中4週で迎えた25戦目は、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

2021年12月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。