ヤマニンアストレア（2007年生、母ヤマニンアリーナ）

ヤマニンアストレア（2007年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の正義の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したヤマニンアリーナが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地27戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月20日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

3歳（2010年）

3月28日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

6月19日、中7週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモピクシーをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月21日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

4歳（2011年）

3月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた12戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

7月2日、中7週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた14戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月28日、中1週で迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

10月16日、中6週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のネイヴルトウショウに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の黒埼特別（新潟ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5歳（2012年）

2月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

5月12日、中7週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

9月8日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、最後はヒシカツジェームスと並んで5着同着となった。

9月23日、中1週で迎えた24戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。