サクラカンムリ（1995年生、母タニノエンゼル）

サクラカンムリ（1995年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したタニノエンゼルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。戦績は、地方25戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2001年の’01ファンタスティックレイン特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1997年）

6月25日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、馬体重は510kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳戦の7組ロ（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーアモロソから1馬身差の2着に敗北した。

3歳（1998年）

3月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ホクトオーロラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレインボーレオに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアマリリス特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスティーカイザーに4馬身の差をつけて制した。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って雨下の激戦を制した。

7月11日、中4週で迎えた8戦目は、サタデーナイト賞（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（1999年）

1月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた9戦目は、一般C1一（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月19日、中6週で迎えた10戦目は、アクアマリン特別（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のインディテールに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5歳（2000年）

3月16日、約12か月の休み明けで迎えた11戦目は、麗春特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオーバーウェルシーに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

12月15日、約9か月の休養明けで迎えた12戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセンスウィフトをクビ差制して休み明けの一戦をモノにした。

6歳（2001年）

1月1日、中1週で迎えた13戦目は、初詣賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月5日、中4週で迎えた14戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の駿光特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた15戦目は、春風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のイズモテイオーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月4日、中3週で迎えた16戦目は、’01ファンタスティックレイン特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のダイジュワールドに3馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

4月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、’01ファンタスティックステッキ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月16日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、ハンデ戦の初夏特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったザマウルフから2馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中3週で迎えた19戦目は、パール特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の麦秋特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、オンワードビットにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月30日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、リスポンスサイマーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7歳（2002年）

7月18日、約12か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦のアレキサンドライト特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた23戦目は、ふるさと特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の涼秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の長月特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。