ベネザプレ（2001年生、母ラッキータカハタ）

ベネザプレ（2001年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「次に続け、次に来る（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のハンセル（当時13歳）と交配したラッキータカハタが12歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は酒井源市。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方20戦6勝2着4回。2007年のスプリントで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井源市から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月7日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3歳（2004年）

8月15日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したタツヤライを差し切れず、1馬身差の2着となった。

11月11日、中5週で迎えた6戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、花水車特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、勝ったファストブレーカーからアタマ差の2着に甘んじた。

12月1日、中2週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリスティアライースに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月30日、中3週で迎えた8戦目は、ひいらぎ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイエスドームに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2005年）

1月13日、中1週で迎えた9戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエプソムレジーナに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から21kg減らして迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた12戦目は、鈴蘭特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンガトーに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月11日、中5週で迎えた13戦目は、奥飛騨特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パワフルボーイにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月12日、中4週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月10日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

12月25日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2006年）

1月24日、中3週で迎えた17戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

5月23日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスターペスゲンズイに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

6月25日、中4週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のエスエスウィナーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

9月24日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の秋分特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた25戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6歳（2007年）

1月13日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月24日、中8週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は高橋智大騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた31戦目は、長良川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（6戦5勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパワフルボーイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた32戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、ミズバショウ特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた33戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（7戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、横谷峡特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（8戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメモリーブロンコに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月17日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（9戦6勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた36戦目は、高原特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったセイウンドリームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中3週で迎えた37戦目は、スプリント（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（11戦6勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた38戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた39戦目は、安房峠特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（12戦6勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた40戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、いろり火特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた41戦目は、ひいらぎ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。