クリスマスツリー（1995年生、母オークツリー）

クリスマスツリー（1995年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時12歳）と交配したオークツリーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦6勝2着8回。2000年のターコイズステークス(オープン牝ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

2月15日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 雪/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、4着に入った。

4月5日、中6週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたブルーパラディン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月19日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったピープルヒーローにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

5月17日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2200m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオンワードシャールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1999年）

7月10日、約14か月の休み明けで迎えた5戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月29日、中3週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したイシノイーグルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月4日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤年毅騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたヤマニンサイボーグ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイトコマンダーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月21日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤年毅騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマチカネピッカピカに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5歳（2000年）

1月15日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤年毅騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るハッピーブライドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の郡山特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったシンボリビンテージにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた17戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のメジロダーウィンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月29日、中5週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の安達太良特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンデーピクニックにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下の千倉特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジャックカガヤキをクビ差振り切って5勝目を手にした。

9月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったタイカラムーンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月15日、中4週で迎えた21戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

12月3日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバイラリーナを3/4馬身振り切って6勝目を手に入れた。

12月16日、中1週で迎えた24戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。