ホワイトピクシイ（2001年生、母ダイナコマネチ）

ホワイトピクシイ（2001年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白い小妖精」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時11歳）と交配したダイナコマネチが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前川ファーム。戦績は、中央平地30戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前川ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。14歳のとき、村山義男から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田スタッドによって259.2万円で落札された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月2日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3歳（2004年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したキョウエイフルハムにクビ差届かず2着となった。

2月14日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢由貴子騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサイレントアスクを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

4月24日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢由貴子騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢由貴子騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で増沢由貴子騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

10月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトレトレジョリをクビ差振り切って休み明け初戦をモノにした。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢由貴子騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月18日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4歳（2005年）

1月29日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢由貴子騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢由貴子騎手（11戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で増沢由貴子騎手（12戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増沢由貴子騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた19戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフロムアップランドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた24戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニューグランジに1馬身3/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

11月20日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5歳（2006年）

2月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた27戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4月2日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったハルーワスウィートに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月29日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。