カルミナブラーナ（1994年生、母シャトーダンサー）

カルミナブラーナ（1994年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時6歳）と交配したシャトーダンサーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地36戦5勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の文月ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

2月22日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

8月9日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイキフォーエバーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月24日、中7週で迎えた7戦目は、マルチバトル特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

4歳（1998年）

1月24日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、マルチチャージ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のノヴェルシチーをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

9月5日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったターフエリザベスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月27日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の習志野特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタニオブザライアンをクビ差振り切って雨中の激闘を制した。

10月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のイシノスイングを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

5歳（1999年）

5月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦2勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた20戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた21戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの朱鷺ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦2勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦2勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた24戦目は、新潟日報賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（6戦2勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

9月18日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（8戦2勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたトロットスター決め手に屈してアタマ差の2着となった。

6歳（2000年）

4月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、やまびこステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（9戦2勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた28戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月1日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の文月ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオーソリティーをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた32戦目は、サマースプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（11戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のBSN賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（12戦2勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（13戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（14戦2勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7歳（2001年）

11月18日、約13か月半の休み明けで迎えた36戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた37戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。