タガノアウトバーン（2002年生、母パパゴ）

タガノアウトバーン（2002年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ドイツの高速道路」。毛色は芦毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したパパゴが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方33戦15勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年のひまわり特別(B1-1)。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

5月7日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず14着に終わった。

4歳（2006年）

1月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から41kg増やして迎えた2戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カフェアクロポリスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

1月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファインルナギフトに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアサクサパッカードに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月26日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスナークユーゲントに4馬身の差をつけて優勝

4月23日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインターユニバースに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタニノミサイルに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月4日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイタズラセンニンに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月2日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロイヤルスペシャルに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

7月16日、中1週で迎えた10戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエトワールカフェに2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

9月9日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リスティアブラーノに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず最後はエンドレスワルツと並んで4着同着となった。

5歳（2007年）

1月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（11戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手（12戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノワカムシャを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山口勲騎手（13戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモソニックをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

2月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で山口勲騎手（14戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンハルピンに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で山口勲騎手（15戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラフィーナに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月14日、中4週で迎えた18戦目は、桜花特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で山口勲騎手（16戦11勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で山口勲騎手（17戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャンハイハニーに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5月19日、中2週で迎えた20戦目は、薫風特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で山口勲騎手（18戦12勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネクストスターに1馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

6月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は20戦連続で山口勲騎手（19戦13勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセレブセレクションを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B1-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は21戦連続で山口勲騎手（20戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルリチャードに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で山口勲騎手（21戦14勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた24戦目は、カンナ特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で山口勲騎手（22戦14勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、エーデルワイス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で山口勲騎手（23戦14勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモラングザームを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

9月8日、中3週で迎えた26戦目は、ひまわり特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で山口勲騎手（24戦14勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネクストスターに1馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

9月30日、中2週で迎えた27戦目は、りんどう特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は26戦連続で山口勲騎手（25戦15勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月21日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で山口勲騎手（26戦15勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、嘉瀬川特設（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は28戦連続で山口勲騎手（27戦15勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

6歳（2008年）

3月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた30戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月13日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた31戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた32戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（28戦15勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（29戦15勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月7日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた34戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。