ハタノアドニス（1996年生、母グリンパサー）

ハタノアドニス（1996年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。2003年にNARグランプリ最優秀短距離馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時9歳）と交配したグリンパサーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地22戦6勝2着2回、地方29戦6勝2着4回。2005年のJBCスプリント(G1)で2着に入った他、2003年の東京盃(G2)に勝利するなど、重賞5勝を挙げた。

経歴

デビュー前

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

12月6日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったバンダムウィンベルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（1999年）

3月27日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノバルバロイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月18日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバクシンフラワーに1馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

10月17日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったケイアイマイウルフに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2000年）

3月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストロングデュークをクビ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

6月11日、中7週で迎えた8戦目は、5歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のルビーステークス（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上900万下の真間川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘魂でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のグロンシャールを3/4馬身振り切って4勝目を収める

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のBSN賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイワキャンディに2馬身半の差をつけて優勝

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の武田尾ステークス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で的場均騎手（7戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウスヴィグラスをクビ差だけ差し切って6勝目を奪取した。

5歳（2001年）

4月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

6歳（2002年）

1月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた19戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

8月21日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1790m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた21戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた22戦目は、G2の東京盃（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月4日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、G1のJBCスプリント（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月10日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた24戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2003年）

1月15日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナミを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

3月19日、中8週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた26戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1190m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラヴァリーフリッグに3馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

4月24日、中4週で迎えた27戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ベルモントアクターにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月4日、中5週で迎えた28戦目は、G2のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

7月6日、中4週で迎えた29戦目は、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーヨーデヘアに2馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

8月27日、中6週で迎えた30戦目は、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干緩いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラヴァリーフリッグに5馬身の差をつけて優勝

10月9日、中5週で迎えた31戦目は、G2の東京盃（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（7戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウスヴィグラスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。

11月3日、中3週で迎えた32戦目は、G1のJBCスプリント（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（8戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8歳（2004年）

1月11日、中9週で迎えた33戦目は、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（9戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた34戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（10戦5勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた35戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（11戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ブラウンシャトレーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月29日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、カセギガシラに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月18日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトミケンマイルズをクビ差振り切って勝利数を12に伸ばす

9月29日、中5週で迎えた38戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

9歳（2005年）

3月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた39戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月3日、中7週で迎えた40戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月21日、中6週で迎えた41戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月31日、中9週で迎えた42戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた43戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた44戦目は、G1のJBCスプリント（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブルーコンコルドにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

12月28日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた45戦目は、G3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10歳（2006年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた46戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

5月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた47戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた48戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた49戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

11月18日、約3か月半の休養明けで迎えた50戦目は、菅原順騎手を鞍上に迎えて、駒ヶ岳賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月17日、中3週で迎えた51戦目は、地方重賞の早池峰賞（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。