ジーエムグリッター（1996年生、母ヘイセイサクセス）

ジーエムグリッター（1996年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時16歳）と交配したヘイセイサクセスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井松治。戦績は、地方27戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2000年の潮風特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒谷英俊から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

中村健二厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1999年）

4月17日、デビュー戦は堀千亜樹騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は451kg。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、速いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツでなんとか走り抜いたが、ジキシンに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、マーチンランナーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月8日、連闘で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったイブキノカラジシに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中0週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で堀千亜樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で堀千亜樹騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で堀千亜樹騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で堀千亜樹騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のヒカリノテンシに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のコスモス特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀千亜樹騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のサルビア特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で堀千亜樹騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた12戦目は、鎌田滋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のコルチカム特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は堀千亜樹騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

4歳（2000年）

3月22日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（12戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったスイングバイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた15戦目は、そめいよしの特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（13戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた16戦目は、北区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（14戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、緑風特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、小安和也騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、スズフォーレルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、みなづき特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小安和也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小安和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた21戦目は、潮風特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小安和也騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハクリュウヒメを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

9月10日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小安和也騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったリガマルシイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

11月18日、中2週で迎えた26戦目は、深秋特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた27戦目は、成城特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。