ベルウッドショット（2008年生、母ケイアイポリス）

ベルウッドショット（2008年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋発射」。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時20歳）と交配したケイアイポリスが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は飯岡牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方14戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のよこての全国線香花火大会レース(一般B2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飯岡牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、飯岡牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月19日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3歳（2011年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

7月10日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた7戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴィグラスハンターに半馬身届かず2着に敗北した。

11月6日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユキノセリーヌをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月4日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ラブヘリテージに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエーブマンテンに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のボウシュに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2012年）

1月8日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリンクンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた14戦目は、真昼岳レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルサラードを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って優勝

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、田沢湖賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（8戦4勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた16戦目は、雫石川レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林俊彦騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた17戦目は、都忘れレース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で小林俊彦騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のゲイリーアイトーンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月18日、連闘で迎えた18戦目は、はなにがなレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で小林俊彦騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゲンパチドリームに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、ジュライカップ（水沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で小林俊彦騎手（12戦6勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた20戦目は、よこての全国線香花火大会レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で小林俊彦騎手（13戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るバルパライソトートを驚異的な末脚で半馬身差し切って優勝