トモエサーペン（1987年生、母ハリービー）

トモエサーペン（1987年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のサーペンフロ（当時16歳）と交配したハリービーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、中央平地27戦4勝2着4回、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の信夫山特別(900万下)。

経歴

デビュー前

小西登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

1月7日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤマショウプリンスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月17日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下のミモザ賞（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で根本康広騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月13日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で根本康広騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

4歳（1991年）

2月23日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で根本康広騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスロクルージュに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

3月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、5歳以上900万下の総武特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で根本康広騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で根本康広騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したビーチハウスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で根本康広騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のモガミサルノをアタマ差振り切って3勝目をマークした。

7月6日、中3週で迎えた12戦目は、安達太良ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（1992年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（11戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で根本康広騎手（12戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月29日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で根本康広騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったキョウエイタフガイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月29日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の房総特別（中山芝2500m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で根本康広騎手（14戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったノーブルタークにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中5週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で根本康広騎手（15戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で根本康広騎手（16戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（1993年）

4月18日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で根本康広騎手（17戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で根本康広騎手（18戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で根本康広騎手（19戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカネヒュウガにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月3日、中3週で迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンバンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月29日、中7週で迎えた24戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は根本康広騎手（20戦2勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた25戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（21戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（22戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で根本康広騎手（23戦2勝）。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

12月29日、中5週で迎えた28戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキクノホープから2馬身差の2着に敗北した。

7歳（1994年）

1月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメイクセンスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のハルサンヒコーに3馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

5月8日、中3週で迎えた31戦目は、赤松杯（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野宮通騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた32戦目は、シアンモア記念（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で三野宮通騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた34戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三野宮通騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた37戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で三野宮通騎手（8戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。