ディヴァインライト（1995年生、母メルドスポート）

ディヴァインライト（1995年5月10日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時9歳）と交配したメルドスポートが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地26戦4勝2着6回。2000年の高松宮記念(G1)で2着に入った他、2002年のマイラーズカップ(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月10日、デビュー戦は藤原英幸騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモブレイザーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月7日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエアスマップをクビ差振り切って勝利をモノにする

3月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したミラクルタイムを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月7日、中6週で迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（1999年）

10月30日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた9戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’99インターナショナルジョッキーズ（2）（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョウノパリジャンに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2000年）

2月6日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエフテービルサドをクビ差振り切って優勝

2月27日、中2週で迎えた12戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったブラックホークにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3月26日、中3週で迎えた13戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたキングヘイロー決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6歳（2001年）

6月10日、約13か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、UHB杯（函館芝1200m 雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月1日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月5日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタイキトレジャーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

10月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

7歳（2002年）

1月27日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤコジーンに半馬身届かず2着となった。

3月2日、中4週で迎えた21戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、6着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた23戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたミレニアムバイオ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月2日、中6週で迎えた24戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月29日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G1のスプリンターズステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

11月17日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。