シルクワイバーン（1996年生、母ミネラロジー）

シルクワイバーン（1996年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカンパラ（当時20歳）と交配したミネラロジーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方41戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の潮騒特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

11月14日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（1999年）

10月31日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた6戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（三条ダート1200m 雪/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったプリオールドリームから2馬身半差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、4歳C2（三条ダート1650m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2000年）

1月4日、連闘で迎えた8戦目は、5歳C4（三条ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のプレジャーアロードに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、一般C3イ（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3イ（新潟(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3ロ（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトリプルサークルに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C3（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったハシケンビックワンから3馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた13戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーライトに2馬身半の差をつけて制した。

7月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2イ（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のミスズケーティングに1馬身の差をつけて優勝

7月29日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の一般C1（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の一般C1（新潟(地)ダート1550m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（7戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般C1イ（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（8戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、ハンデ戦の一般C1（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（9戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のベルベットサルーンに2馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

10月14日、中3週で迎えた21戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた22戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた25戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゼンノポポラーレに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアラタマサンボーイに1馬身の差をつけて優勝

2月27日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったエムジーバスターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のスピーガに1馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

5月10日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月20日、中0週で迎えた32戦目は、一般C2六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアクターイモンをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月3日、中1週で迎えた33戦目は、早乙女特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた34戦目は、夏至特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた36戦目は、潮騒特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で張田京騎手（11戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るモンキーショーを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って9勝目を奪取した。

9月10日、中6週で迎えた37戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた39戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6歳（2002年）

1月22日、約3か月半の休養明けで迎えた40戦目は、初凪特別（大井ダート1690m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（13戦4勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた41戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、鴬特別（大井ダート1690m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた42戦目は、渋谷区特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた43戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、野方特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた44戦目は、春草特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（14戦4勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた45戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、獅子座特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた46戦目は、一般C2二（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。