ニルカンタテソーロ（2017年生、母ヴェイパー）

経歴

デビュー前

当歳のとき、桑田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、了德寺健二によって5,832万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月15日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のダウンタウンスピカに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中6週で迎えた3戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

12月7日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3歳（2020年）

1月11日、中2週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月15日、中8週で迎えた7戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたパルディエス決め手に屈してハナ差の2着となった。

4月11日、中3週で迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったレイテントロアーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月26日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず13着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた14戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

9月5日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。最後は、2着のトミケンルーアに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

10月16日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた17戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2022年）

2月12日、中9週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

4月17日、中8週で迎えた19戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた20戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月10日、中9週で迎えた21戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月30日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスのおおぞら特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月25日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田敬士騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、けやき賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月4日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの豊川特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったファーンヒルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月25日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたマイステージ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6歳（2023年）

1月9日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキタノブレイド決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月5日、中7週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた29戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したヴァンデリオンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

デビュー前

当歳のとき、桑田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、了德寺健二によって5,832万円で落札された。

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

7月9日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての6番ゲートからスタート。競走除外となった。

12月16日、約8か月半の休み明けで迎えた30戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7歳（2024年）

1月21日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3月16日、中7週で迎えた33戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（11戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

9月1日、約4か月半の休養明けで迎えた35戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、日向灘特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた36戦目は、佐賀オータムダッシュ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた37戦目は、合林海斗騎手を鞍上に迎えて、佐賀牛ブランド誕生40周年記念杯（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、ブランド柑橘にじゅうまる賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で合林海斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。