フリーダムホーク（2001年生、母Bin Sweet）

フリーダムホーク（2001年2月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「自由な鷹」。毛色は芦毛。種牡馬のLear Fan（当時20歳）と交配したBin Sweetが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地26戦2勝2着2回、地方6戦0勝。2004年のジュニアカップ(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月2日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトラッドスキームに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下（京都芝1600m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3歳（2004年）

1月5日、中4週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したヴイプラドにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイワレキシントンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月10日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月17日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4歳（2005年）

2月27日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい17着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた17戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

5歳（2006年）

5月6日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったサイボーグに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた22戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月12日、中1週で迎えた23戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

6歳（2007年）

3月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月5日、中5週で迎えた25戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

9月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、爽秋賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた29戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた30戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた31戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた32戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ファイナルドリーム賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。