アポロノカンザシ（2008年生、母Seeknfind）

アポロノカンザシ（2008年3月27日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女性の髪飾り」。毛色は栗毛。種牡馬のGhostzapper（当時8歳）と交配したSeeknfindが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地34戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の飛翼特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月9日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカフェヒミコに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったパシオンルージュに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

1月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、レッフェルンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッツゴーマークンを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

8月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

9月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤサカシャイニーから1馬身半差の2着となった。

9月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の習志野特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートライラをクビ差制して勝利を手中に収めた。

11月20日、中3週で迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のスマートムービーをクビ差制して優勝

4歳（2012年）

2月25日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったボストンエンペラーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月8日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた23戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月8日、中5週で迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

5歳（2013年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5月4日、中7週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後はダノンフェアリーと並んで7着同着となった。

7月14日、中7週で迎えた29戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（8戦1勝）。17頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。最後は、勝ったレモンチャンからクビ差の2着に惜敗した。

10月20日、中6週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（9戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の轟ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月22日、中7週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。